浴室の雰囲気が抜群!歴史ある高級旅館で素泊まりの宿
- 訪問日
- 2013/12/03
- 最終更新日
- 2014/04/24
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4.5
-
ユーザーの評価
(5件)3.9

峰温泉にある花舞 竹の庄は元高級旅館であり、今現在は素泊まりのみを受付る温泉旅館。
建物は貴重な昭和初期の建物で、使用されている木材等素材についても貴重な材料が使われており建築物としてもすばらしい。
約20年前より素泊まり専門の旅館となったそうで、普通の素泊まり宿だと思って訪れると高級感に圧倒され驚く事だろう。
知りながら訪れた私達は、知っていても驚いた。
日本一贅沢な素泊まりの宿
-
竹の庄入口 -
立派な庭園
到着すると御主人が入口まで出てきてくれてお出迎え。
あまりにすばらしい建物にしばし玄関でそのままお話タイム。
太い松の木を使った廊下にウネウネした桜の木の柱、この木は、、、、この石は、、、、なんて色々聞いていたら、「建築関係の方ですか?」なんて言われてしまいました。
違うんですが、、、見る目線が変わっていたのかも。
しかし素泊まりのお宿なので大きな旅館で寒いんじゃないかと思ったけど、私達以外この日はお客さんはいないというのに、エントランスの広いフロアをあたたか~くしていて待っていてくれて、出迎えから何から何まで本当に高級旅館に来たような気になってしまった。
-
今は使われていないテラス -
すばらしく立派な庭園は、今は池の水を抜いてお休みしているんです。とご主人。
この広い庭の手入れだけでも大変なのに池があったら大変。アルバイトを呼んで1日中池の掃除をさせなきゃいけなくなるんだとか。
ちなみにこの池、上から見ると心という字の形に作ってあるらしく、しかも心の点部分が鶴と亀になってるんだって。
昔の人ってそういうの好きだよね。
ご主人に館内をグルグル案内してもらっているところ

部屋の入口には屋根が付いている
昔、遊廓だったなごりで入口にはとても珍しい小窓が付いている。
今現在使用している部屋は4部屋で他の部屋は使用していないらしい。
少し覗かせてもらったけど、使わないなんてもったいない!と思うほど綺麗なお部屋。
なんでも宮大工を競わせたらしく、各部屋全て違う造りになっているとのこと。
なるほど、宮大工が造っているんじゃ素晴らしいわけだ、、、。
部屋「曙」 6畳+次の間3、5畳+広縁4畳 トイレ(和) 洗面付 素泊り 1名6,500円 (平日宿泊)
-
次の間3.5畳 -
6畳
部屋は普通素泊まりでこの部屋には泊まれないでしょ、というほど素晴らしい部屋。
次の間があるのがとてもありがたく、荷物が多い私達は荷物と過ごすスペースが分けられてすっきりと過ごせた。
この部屋のいいところは、なんかわからないけど広縁がとにかく落ち着く。
窓を開けると水の音が聞こえるし朝は明るくて気持ちがいい。
布団を敷いてくれるのにも驚いた。 素泊まりなのに、、と申し訳ない気持ちになってしまうほど。
-
テレビ -
冷蔵庫 -
お茶セット -
金庫
-
白電 -
鏡 -
浴衣、小タオル、歯ブラシ、靴下まである! -
洗面所
-
トイレ(和)
※部屋のトイレは和式ですが、共有トイレはウォシュレット付トイレがあります
-
夜は気分よく部屋飲み -
浴衣はこんなかんじ
昭和ノスタルジー空間に酔いしれる浴室


なんといってもこの複雑なガラス窓が一番のノスタルジーを感じさせてくれるところ。
風が吹くとガタガタと音がし、隙間風ビュービュー。
天井には外に這っているツタが中に入り込み天井を這っていたりするけど、それがまたたまらない雰囲気。
定期的に建っているコブのある柱もまたレトロ。
なかなかお目にかかれないほどの浴室ですよ。
-
源泉投入量は少なめ -
湯はやわらかい印象だったけど、ご主人いわくピリピリすると言われるらしい。
源泉温度が100度ということで、熱い湯を想像していたが適温に調節してくれていたようで、どちらかというとぬるめで(39.9度)長湯できるほど。
味も匂いもほぼ感じられず、湯あがり肌がツルツルになった。
-
かわいらしいタイル -
洗い場は1か所 -
脱衣所

明るくて最高に気持ちのいい場所。
買ってきた朝ごはんと缶コーヒーを片手に窓の外の庭園を眺めてゆったりな朝。
さて、、、お楽しみのもう一つの浴室に行きますか
-
家族入浴中ボタンを押して入ります -
脱衣所
1階にある内湯と露天風呂がある浴室。
入口には手作り感いっぱいの入浴中ライトがある。
「家族入浴中」を押すと貸切で使える仕組み。
豪華な露天風呂を二人占め ぬるめの湯でゆったり湯浴み

こちらのお湯もぬるめ。2階の内湯同様39度ぐらいに設定してあり入りやすく長湯ができる。
この露天風呂に使われている石が高級なもので、触り心地は大変よく、床の石もまったく滑らないというすぐれもの。いい石を使うとこんなにも違うものかと思った。
-
湯口 -
風格のある屋根
-
こってり析出物 -
カルシウムいっぱい -
湯船の底

窓を開けないと喚起は悪く、入った瞬間は湯気でモウモウ。
湯は2階の内湯と同源泉の峰温泉 大噴湯の源泉。 河津町と竹の庄、その他複数の旅館で利用している共同源泉。近所など全部で約700件に送っているほど源泉は豊富らしい。
-
入ったらあふれ出した湯が爽快 -
源泉は絞ってあった
内湯の浴槽で見るとよくわかるが、まるで地下水のように透き通った湯はとってもに綺麗。
洗い場はシャンプーインリンスが1本置いてあるのみなので、アメニティは持参した方がいい。
帰りにもご主人と色々お話をしていてすっかりお世話になってしまった。
以前食事付で営業していた時に食事処にしていた大広間なども見せていただいた。

以前の持ち主の旅館名「三井家旅館」と記されている。
料理も豪華だし、今なくなってしまった池にも立派な鯉がたくさん泳いでいた。
左写真は竹の庄の屋根。
屋根の少し下に「三井家旅館」と書いてある。
三井家旅館というのは以前違う持ち主だった頃の旅館名だそうだ。
峰温泉 大噴湯公園
竹の庄の敷地の横にある大噴湯公園。
足湯やお土産屋さんもある。
峰温泉の噴泉は1時間に1回、30Mも噴きあげる事で有名で東洋一!
-
1時間に1回30M噴きあげる噴泉 -
析出物が展示してあります。
-
-
タマゴ引き換え券を持って並びます
竹の庄でタマゴ1人1個引き換え券をもらったので、早速タマゴをもらいに並びます。
峰温泉の温泉タマゴは他と違くて、温泉タマゴマニアの人が来た時に、絶賛されたとお店の人が言ってた。
塩がいらないぐらいかも、、だって
-
待つこと12分 源泉前をいつの間にか誰かにとられた~ -
冷水で冷やします

温泉タマゴ~~♪♪
ゆでる前にこの真ん中に針がチョロっと出ているものでタマゴの下に穴をあけてからゆでるとタマゴが半熟でも殻が剥きやすいんだって!
少しあげるのが遅かったみたいでほんのチョコット半熟って程度になってしまた、、。残念。
でも味は美味しかったですよ。
-
タマゴをむきやすくするもの -
少し茹ですぎてしまった -
こんなところにも析出物!
-
伊豆ならではのわさび肉まん -
中は身がギッシリ
伊豆といえばわさび!
でもわさび肉まんははじめて。
お店のオバちゃんが、合わなそうに思うけどこれが合うのよ!食べてみて。と言われ購入。
わさび風味でいけました。
-
お土産屋さん -
100円だったので購入 -
塩650円 後で谷津温泉に行って500円で売っててちょっと後悔、、
-
無人販売 つめほうだい200円! -
こんなにいっぱいで400円♪
荒倉橋交差点のところを通りかかって「つめほうだい200円」というのを発見。
スーパーで詰め放題がよくあるけど、やったことがなかったので詰める楽しさを味わってみた。
このみかん、すごーく甘くて買って正解!1週間で食べきった、、。
≪竹の庄の良いところ≫
重要文化財級のお宿にこんなに安く泊まれ、さらに掛け流しの豪華な浴室が2種類jもあって布団まで敷いてくれるなんて、本当にすばらしいお宿。
掃除も行き届いていたし清潔。
部屋の窓からの眺めがよく、広縁でのひと時がとても気持ちよかった。
≪竹の庄の良くなかったところ≫
悪いところは何もなし!
ものすごくつまらない事を言えば、電源が部屋に少なかったとかリンスインシャンプーしかなかったとか、、、。
レトロさに魅せられる湯殿
一階の風呂(内湯と露天)、二階の風呂と選べでそれぞれ貸し切りにできました。一時間1000円でしたから、ちょっとコスパが気になりました。…が、1000円追い払いする私がいました。二階の湯殿は窓に蔦がはってましたが、往時の雰囲気が感じられ、泉質よりも佇まいに浸ってしまいました。一回は露天がぬる湯、内湯の小さい方は更にぬるく調節しており、長湯にぴったり。源泉に加水してますが、その量を調整できるのは初めての体験!かなりぬる湯に設定し、ふやふやにふやけるまで長湯しました。泉質は成分表が特殊な記載でしたが、予測するにナトリウム(塩味あり)・カルシウム(湯口にカルシウム抽出物)ー塩化物温泉かなぁって思いました。先日は99℃!
大正ノスタルジーの芸術的な浴場
立ち寄り入浴.当日ではあったものの,予め電話をして訪問を伝えておく.訪ねると女将さんが玄関で出迎えてくれる.浴場へは旦那さんが案内.1階の浴場へ導いてくれるが,この宿らしい2階の浴場を所望する.すると「今,湯を張っているところなんです.満水になっていなくてもいいですか・・・」とのこと.まずは見せて欲しいとお願いする.2階に上がり浴場.すると,丁度満水になったタイミングだった.「どうぞどうぞ」とのこと.湛水させるために,どえらい湯の投入ぶりであった.湛水後はぐっと絞った湯量.
で,「大正檜風呂」.雰囲気が素晴らしい.四方の壁の半面が木枠の窓ガラスなので兎も角明るい.そして半面がモザイク模様のタイル画で美しい.こんな次第で,大正ノスタルジーの明るく,素晴らしい雰囲気の湯室なのである.茨城県の湯の網温泉,鹿の湯松屋にも似た雰囲気である.湯はお隣,峰温泉噴湯の源泉.無味無臭無色透明の湯で,特段の個性は何もないのだが,混じりけのない湯だ,と感じられる.分析書によると成分総量2.4gのナトリウムー塩化物泉とのこと.成分のほとんどは塩化物イオン.熱くも温くもない湯.浴場の雰囲気を堪能する湯浴みである.
続いて1階の浴場へ.内湯は湯気でもあもあ.小さい湯舟と大きい湯舟がある.意外にも小さい湯舟の方が温い.湯口からは熱湯が細々と投入されている.露天はさらに微温湯.浴場は1階も2階も,緑色の伊豆石を使った贅沢な作り.特に2階は檜風呂とタイル画に目が行ってしまうが,伊豆石も見所である.
泊まりでも,立ち寄り湯でも,浴場を貸し切りで使えるように配慮して呉れている.ということで,入浴時間は1時間まで.でもこの時間で十分雰囲気を満喫できる.湯上がりはさっぱりであった.ご主人も女将さんも親切で,良い雰囲気の湯であった.
この旅館のまさに隣が峰温泉の大噴湯である.毎時30分になると数分間,やぐらから源泉が30m超の高さまで吹き上がる.数十メートルのボーリングで自噴泉とのことであるが,噴湯は定時になると栓を開いて吹き上げているもので,間歇泉ではない.とはいうものの,なかなかの迫力なので是非立ち寄りたい.この湯を引いている,ということになる.
昭和ノスタルジー
電話予約をしてから訪れる事をおすすめします。
泉質は少しとろみを感じました。入浴後のつっぱり感は無し。
注意!
1時間の時間制
お湯がヌルスギル。I'll Cry Instead
2015年2月に「河津桜」を見た帰りに寄りました。
昭和初期の建物なのか、窓ガラス枠にも加工が施され、とても丁寧に管理されている温泉です。ひと時異次元に浸りたい方には良い温泉です。
女性客を意識しているのか、館内も清潔、アメニティも充実していました。ただ、お湯が掛け流しではないようです。涙
湯樋も短く、恐らく源泉の湧き出る湯量が少ないのではないでしょうか。源泉好きとしては心配です。
高級旅館に安価で泊まれる喜び
河津駅からバスで5分170円、峰温泉下車すぐ。徒歩だと30分くらいかかる。大噴湯公園のすぐ隣。庭園や灯篭があり、外観からして高級旅館の雰囲気がただよう。
内装も木造の豪華な造り、素泊まりで一人だと9000円弱で宿泊出来る。というか一人で宿泊して申し訳ないと思うくらい素晴らしい。
浴室は1階と2階にあり、1階は入り口に面白い造りのランプがあり、適温の露天風呂とぬるめとかなり熱めの内湯、2階は窓の外につたが生い茂りいい香りがし、適温の内湯があった。
素泊まり宿なので食事は出ず、夕食時に飲食店マップに載っている店に行きのみ送迎してくれる。帰りは自力で。
河津駅から峰温泉行きのバスの最終便は20時と早いので、駅前で食事をとる場合は早めに済ませたほうがよい。
部屋は内風呂は使えないものの(使えるが湯が抜けるらしい)全体的にスペースが広くてゆったりして落ち着く。広縁からの眺めはなぜかすごく癒される。ふだん高級感がある旅館だと自分は落ち着かないが、ここは高級感たっぷりの割りになぜかとてもリラックス出来る。
内装・外観とも少しガタがきている感じがするが、この立派なたたずまいは末永く残していってほしいと思う。