時を忘れる、山陰屈指の足元湧出極上温泉の癒し
- 訪問日
- 2005/05/30
- 最終更新日
- 2014/04/24
- 投稿者
- しおり
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管理人総合評価
4.3
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ユーザーの評価
(11件)4.6

三瓶山にひっそりと営業している湯治場の千原温泉。
昔は療養目的以外では迎え入れてはもらえない本格的な湯治場でもあった。
その後女将さんの代が変わり、今では誰でも受け入れていただけるように。私たちが訪れた時も明るくやさしい女将さんに案内していただいた。
ただ、今でも療養で来ている人が多い為、マナーは守ろう。
千原温泉は島根県で最も楽しみにしていた温泉の一つ。ここでは長い時間をとって入浴する事に決めていた。
外観は木造の鄙びた雰囲気。秘境という場所に相応しく自然と共存した建物だ。
宿の周りには鉢植えが沢山置かれ、綺麗な花々がかわいらしい。女将さんの趣味でもあるのだろう。
宿の前には川が流れ、その対岸へは畑がある。
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玄関 -
休憩所
休憩所は沢山ある。
まず軽く休憩できる無料の休憩場所と2階には5時間以内で1200円の立派な休憩所もある。
入り口へは「島根県推奨の温泉」というチラシが飾ってあった。「田舎を体験しよう」というキャッチフレーズで載っている。
湯船の底からこんこんと湧き出る新鮮湯

足元からは見た事もないほど大小様々な泡がプクプクとと上がってくる。体をくすぐりむず痒いほど。
温度は人肌程度の34.5度。季節によっては寒く感じる事もあるだろうが、少し我慢をして入っていると身体がポカポカとし、血の巡りが良くなってくるのがわかる。30分以上入ってこその温泉だ。
私たちはあまりの湯の良さに1時間以上その湯に浸かり、湯を肌にしみこませた。男女の浴室は隣り合い、木造の板で仕切られて、上の方は空いている。どちらの浴室からも声などは聞こえずシーンと静まり返る中、いきなり「ぐぉ~~フガフガ」と鼾が鳴り響いた。温仙人だ。
そしてそのイビキが鳴り止んだ20分後、何事もなかったかのように近くにいたおじさんへと話しかけたりしている。大物である。
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床は成分で変色している -
湯治場の静かな空間
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飲泉場所 -
上がり湯 五右衛門風呂
【飲泉場・上がり湯】
湯上りは寒い為、上がり湯として五右衛門風呂に沸かした湯が入っている。
そこで少し入り身体を温めて出る。
五右衛門風呂はかなり熱く、入れたものではない。
湯を何度も入れ(浴槽から元湯を入れる)3回ほどでやっと入れるようになった。五右衛門風呂は男性用浴室にあり、カーテンで仕切られている。女性用から行くときは注意が必要。
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裏にある源泉 -
宿の前には自然が広がる
宿の前には美しい自然が広がる。湯上り、気持ちのいい春風を感じながら元気になった温仙人を見て「イビキすごかったよ」と言うと、温仙人はほんの少しうたたねした程度に思っていたと言う。
幸せいっぱいの温仙人だった。
五感をくすぐる濃厚温泉
新幹線で岡山まで行き、レンタカーで千原温泉に到着。今回も遠い。駐車場にはすでに先客の車が数台。1台は北海道ナンバー。まだまだ修行が足りない…。湯治場の風情の残る建物はひっそりとした佇まいである。湯守の女将の接客も控えめで好ましい。
脱衣所から浴槽のある階下へのアプローチに趣があり、期待が高まる。暖簾をくぐって眼に飛び込んでくるのは、床面を覆う析出物と、湯面で弾ける大小の泡。ぷくぷくと沸き立つような音が絶え間なく聞こえ、新鮮な湯が湧いている。黄褐色に濁った湯は、体の芯までしみこみそうな濃厚な成分を予感させる。静かに身体を湯に浸せば、底板の間から絶え間なく立ち上る泡が身体をくすぐる。湯を少し口に含めば、まるで出汁のような味に驚かされる。時折、女将が上がり湯の湯加減を見にくる。そのたびに五右衛門風呂を焚く薪火の香りが漂う。これほどまでに五感を刺激する湯は稀有である。
至福のお湯に浸かりながら、北海道ナンバー氏と言葉を交わす。ご夫婦であちこちを周っておられるご様子。湯上がりに無料の休憩所でもしばし会話が弾む。こうしたひと時が生まれるのもこの湯の効能なのかもしれない。
湯温が低く寒いくらい、でもなぜか温まる
湯治場ならではの雰囲気。石鹸もシャンプーもなく、浸かるだけの温泉!かなりヌルい湯温です。じっくり長湯できます。冬は寒いので五右衛門風呂が沸かしてあるそうです。
出雲の友人に連れて行ってもらいました
島根の友人に車で連れて行ってもらいました。サイト通りの温泉がそこには待っていてくれました。緑黄色の強い濁り湯は見るからに濃厚(成分表示10.17は温泉津より濃い)そうで、足元から大き目の泡がポコブクと不規則に上がって来ます。その辺りに身を沈めると何とも軽い心地良さ。35℃の源泉は体感的には37~38℃位の温湯に感じ、薄暗い湯小屋は静かでこれは本当に眠れるかもと思いました。
ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩泉に、私より細身の友人は湯舟の中をクルクルと・・どうしたの?と聞いたら「浮くのよ~」と。私は祖谷温泉しか浮かなかったけれど・・。
四角い木造の湯舟の淵は、石かコンクリートと見間違う程の析出物でこってりとコーティングされており、ツルツルしていました。壁はコンクリートですが、境が解らない程になっており、よくよく見てみると朽ちた木材が見えていました。
湯は少し鉄臭い匂いがしましたが、浴感は柔らかい極上の温泉。しかも足元湧出というのが嬉しい!いつまでも浸かっていたくなる温泉でした。
11月ともなるとやはり加温した上がり湯が必要で、マキで沸かしてくれているという五右衛門風呂とやらへ、急いで友人と2人で飛び込んでしまったので、肌と肌をくっつけ合い笑いあっての入浴となりました。が、この後が大変。1人用の湯舟に2人で入ったものだから、元湯から何杯もの温泉をバケツリレーをするはめになってしまいました。
他の方がいたら沸かすまで時間もかかりそうです。でも男女の浴室の間に1つしか加温浴槽(適宜沸かす五右衛門風呂)がないというのも不便なような気もしましたが・・。その不便さがローカル的で良いのかも知れませんね。
女将さんに教えて貰った川のたもとにある飲泉場は、温泉が販売されているため鍵がかかっていますが、溢れ出ている湯を筒先から飲んでみたら、塩辛さの中に甘みもあり、だし汁の様な濃い味で何とも美味しく、味噌汁などに使えそうでした。こんな味は全く初めてで、これが本当のダシ味というものなのだと解りました。浴室とは全く別源泉だそうです。
化粧水にも良いそうで、傘を貸して下さり駐車場まで来てくれた女将さんの肌は白くツルツルでした。
2階は5時間1200円の有料休憩室ですが、布団が用意されておりこれなら日帰り湯治のように、温泉に浸かったり寝転んだりとゆっくりこの温泉を堪能できるなあと、是非利用してみたくなりました。来たかった千原温泉に来れて出雲の友人に感謝感謝です。
1時間があっという間! 身体も心もいやされます
みなさんの口コミを見て前々から行きたかった千原温泉・・・ ぬる湯なので冬場はきついと思い 行くなら今!と思い 一人で200キロを運転し行ってきました。
行く価値はあります。 また行きたいです。もう少し近ければ 来週も行くかもしれません。入ってみれば良さはわかります。 島根が誇る素晴らしい温泉。 次に行くときは母さんを連れていきたいです。
個性的な造りの狭い足下自噴とゴエモン風呂
噂通りの個性的な構造の内湯です。更衣室を出て(頭上注意、頭を二回打ちました涙)狭い階段を下りると、畳二畳くらいの小さな湯舟があります。
源泉温度は低く、湯上りには沸かしたゴエモン風呂(二度入り・かけ湯厳禁)で身体を暖めてから出ます。
泉量はこの湯舟なら十分ドバド、やや鉄っぽく黄色っぽい湯で鉄と出汁の味でした。何より足下自噴でこの量はヤバい、自噴したお湯でお尻や身体が少しくすぐったいくらいです。
浴室の風情もあるので、一度は訪問する価値があると思います。
アクセスが少し悪いか。あと湯舟が小さく温いので、先客が長居して出てくれないケースも。
素晴らしい名湯でした
現在、台風で山が崩れ(現在工事中)千原地区からアクセス出来なくなってます。
三瓶山の志学地区から細い山道でアクセスしますが、看板が要所要所に設置してあるので迷うことなく到着します。
ちなみに2015/10/31までに復旧工事は完了するようです。
それと日曜と祝日は工事をお休みするので通れる模様。
私には、鄙びた湯治場の雰囲気でノックアウト。
塩分は結構強めで浴槽の底にある板の隙間からブクブクと泡を吹き上げ湯量も十分ありそうです。
かなり温めの湯温でとにかく濃い。でも浴感は軽く決して重たくないです。
湯上がり感はツルツルしてサッパリ感が凄く有りました。
血行も凄く良くなります。
秘境みたいなところでアクセスが大変ですがそれも今月いっぱいで解消します。
素晴らしい泉質の温泉でした。
島根の名湯
実家の近くにあるにも関わらず40手前で初めて行って参りました。
地元では県道166号を通って沢谷地区から行くのが当たり前なのですが、
通行止めで志学地区から行く道しかありませんでした。
比較的整備された農道と旧道があり、旧道の方はやや酷道となっております。
道に看板で案内されているのが整備されてる方なので、すぐわかると思います。
お湯は非常に温いですが、夏場ならすごく快適に入れるお湯です。
常連の方は深く体を沈め、口まで湯船に浸かり、たまに顔をつけたりと
皮膚の細部にまで湯を浸透させておられるご様子で、
さらに横の穴が開いているとこから湯をすくい飲んだりと、すごく堪能されてました。
湯船は背中を壁にもたれて入れる人数が大人4,5人でいっぱいです。
6人からは窮屈になり7人入ると居心地悪いと思います。
受付でママに何人入浴されてるか確認されて、多いときは2,30分待たれてから
入られるとゆったり入れると思います。
空ペットボトル100円と2リットル200円をお支払いし、
専用汲み場でお湯をゲットしてから帰りました。
1年くらいは問題なく使えるみたいですので、妻が化粧水のように使っております。
妻がえらい気に入ってしまい翌日に再訪したくらい良かったです。
これぞ秘湯!
林道を進んでいくと川沿いにあります。
「えっこんなとこに!」という点はまさに秘湯。
途中、鹿にも遭遇しました。
私たちが行ったのは14年の秋と15年の4月でしたが、
どちらも北側から千原温泉にアクセスしました。
というのも、いつぞやの土砂崩れで南側からの道が
開通していないらしく、迂回路の案内図が置いてありました。
復旧の目処はたっているのでしょうか・・・。
ぬるめのお湯で、下からブクブクと温泉がわいています。
時々大きな気泡がボコッと出てきたりします。
1時間は入っていたいお湯です。
この温泉に入ってから体の調子(婦人系)が少し良くなりました。
単純に温まったからなのか、この温泉だからなのかははっきりしませんが、
それでも「千原温泉に入ったからかも?」と思える、パワーある温泉です。
温いですが良い温泉です
3年前に観光の帰りに立ち寄りました。
山あいの鄙びた温泉場ですが湯は極上です。以前は本格的な湯治場だったのも頷けます。
正面玄関から入って左手の突き当たりの方にカーテンが掛かっててめくると地下に向かう階段があり浴室に辿り着いた覚えがあります(3年前の記憶なので違ってるかも)
温泉の詳しい成分は分かりませんが、見た目が奈良の入之波温泉に似てる印象。
浸かってみると温いお湯で足元から自噴してあちこちからプクプクと泡が出ています。
温いのでいつまでも温泉に浸かることが出来ます。
湯につかりながら常連さんがここの効能を色々お話してくれました。そんな話を聞かされるとますます効いてる気がしてきます!
浴場を出て直ぐに五右衛門風呂があり身体を暖めて上がりました。
近場にあれば通いたい、そんな温泉でした。
ホント眠たくなるいいお湯だ
少し前の豪雨で道がだめになり,迂回路で行くことに。カーナビが対応しておらず,探しました。(宿舎にしていたさんべ荘のすぐそばだったのに)
お湯はいい。足下からドバドバ。温いお湯で,管理人さんが寝たのは深く納得。岩見に行ったら,必ず入りたいお湯となった。
千原温泉を探しているときに,炭酸泉の看板を見つけ,嬉しくなって思わず飛び込みました。しかし,全くの外れ。源泉は1.5キロ離れたところで,湧出温度は15℃,加温してあるので全く炭酸泉とはいえないお湯でした。源泉は1400ppm,せめて,加温しない浴槽も置いて欲しいなあ。