鄙び感と新鮮な極上まったりにごり湯で人気の温泉
- 訪問日
- 2004/07/23
- 最終更新日
- 2014/06/13
- 投稿者
- しおり
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管理人総合評価
4.0
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ユーザーの評価
(13件)4.2

阿蘇五岳の一つ、鳥帽子岳に湧く地獄温泉は、秘湯ムード満点の宿と鄙びた足元湧出の「すずめの湯」が人気のお宿。
地獄温泉へは温泉が全部で9つと沢山あり、1日いても飽きる事なく宿の中で温泉巡りを楽しる。
去年、一緒に九州旅行をしていた温仙人が肌を悪くし、しかたなく私一人で訪れたが芋洗い状態の上、マナーの悪い人が多くいい思いをしなかった。
しかし有名な温泉という事もあり、一度温仙人も行きたいと言う。
宿泊だったら人も少ない中で入浴できるのではないか・・と宿泊で再訪する事にした。
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旅館外観 -
鄙びた湯治ムードの漂う木造の本館は明治時代の中ごろに建てられた歴史ある建物。
その隣に建つのは比較的新しめの別館。こちらは少々料金が高め。
さすが各雑誌の表紙などを飾り、有名なだけあり、駐車場へは各地のナンバーが並ぶ。
日帰り入浴の時間内はこの大きな駐車場が満杯となる。
ちょっと宿から駐車場の距離があり、荷物の多い私は運ぶのが大変だった。
駐車場から歩いてあがっていくと入り口には門松が飾られていた。
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宿の前に灯される大きなチョウチン
宿の中へ入ると外観からは想像できないほど立派。
綺麗に装飾され、白熱等の薄暗いライトが昔ながらの雰囲気を浮き立たせる。
平日宿泊 4畳半 8400円

宿泊した部屋
ただ、壁がものすごく薄く隣の部屋でしゃべっているのがため息まで聞こえるほど。これにはちょっと落ち着かなく、テレビの音にまで気を使う始末。
少し壁が薄くて隣のしゃべり声が聞こえる程度だったらいつも気にもしないのだが・・・。今まで沢山の木造の宿へ宿泊してきたがこんなに気になったのは初めてだった。
部屋は入ってすぐに思ったのが硫黄臭がはげしい。外へいるよりも部屋の中のほうが硫黄臭がキツイというのは何故??建物の下からガスが出ているのだろうか・・。
浴衣、ミニタオル、ハブラシ、茶菓子、テレビ(100円で1時間のタイプ)、暖房が備え付けてあり魔法瓶へはあたたかいお茶が入っている。
暖房は小さい部屋だけにすぐにあたたまる。
夜ご飯のコースはいくつかあり、私達は名物の地獄鍋を頼んだ。(宿泊料金に+1000円)
これは宿泊の予約をする時に指定する。(そこで決まらなければ後日電話がかかってきて聞いてくれる。)
鴨肉と鹿の肉を地獄温泉独特の鍋で焼いて食べ、猪肉を鍋で食べる
鍋の鉄板が斜めになっているので上の方へ鴨、その油が落ちたあたりへ鹿をのせて同時に焼く。そうすると鴨の油で猪肉が焦げずおいしく焼けるという。教えられた通り焼いてみたがたしかにうまい。しかし鴨肉の方がジューシーでおいしかった。
鍋の真ん中へはだし汁が入っておりそこへ特製味噌をとかして野菜を煮込み、猪肉をしゃぶしゃぶしていただく。味噌も地獄温泉で作っているものでコクのあるおいしい味噌だった。
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食事処 -

食後のデザートは部屋へ帰ると宿の方が部屋まで持ってきてくれる。
チョコレートケーキは甘さ抑え目で甘いものがダメな私もこのぐらいならいけるかなってほど。なかなかいいサービスだなと思った。
チョコレートケーキ、イチゴ、オレンジゼリー、コーヒー
ボヤッと浮きあがるすずめの湯は灰白色の湯と木造の屋根が溶け合う空間

夜日帰り入浴が終了した時間、露天風呂(すずめの湯)へ入りに行った。宿の入り口からは下駄をはいて階段を下りるとそこには真っ暗な中ボヤッと浮き出ている灰白色の湯がある。前回の芋洗い状態とは違い、誰もいない静寂な空間は本当に最高なものだった。湯船の底からは1つの枠内で5箇所ほどプクプクと足元湧出場所があり、まさに地獄の湯だなぁと新鮮な湯に長い間出たり入ったりを繰り返した。
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ぬるめの湯 -
熱めの湯
前回訪れた時はぬるめの湯と熱めの湯があきらかな温度の違いを感じたが今回はほとんど同じぐらいの温度だった。
ただ、熱めの湯はぬるめの湯より濃い匂いがした。
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すずめの湯 内湯 -
すずめの湯全体写真
内湯は露天風呂よりまろやかでやさしい湯。色も内湯は灰色というより白い濁り湯で温度もぬるめの私好みだった。内湯だけのこの空間しかなくても私は訪れていただろうな、と思うほどいい湯。
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仇討ちの湯(女湯) -
貸切風呂
朝ごはん
朝ごはんはバイキング形式で食べれる分だけ器によそって食べる。
どちらかと言うと精進料理のような質素な感じで身体には良さそうなものばかり。
(ひじき、ほうれん草の和え物、漬物など)
バイキングの中には生魚も置いてあり、それを網の上で焼いて食べたりと変わったものもある。生卵は卵を焼くための丸い鉄板が置いてありそこへ割って焼く。なかなか楽しい朝食だった。
飲み物もコーヒー、紅茶、オレンジジュース、ウーロン茶などが用意されている。
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日帰り休憩用の部屋 -
玄関に飾られている猪
日帰り料金400円にプラス1000円を支払うと左写真の休憩室で休憩ができる。
日帰りで訪れるのならお風呂が沢山あり大変なので休憩しながらゆっくり周った方がいいかもしれない。
湯底湧出の極上温泉
2014年5月に訪問
湯底湧出で有名な「すずめの湯」.適度な大きさに枡席のように材で仕切ってあり,1〜2人用サイズの湯舟が幾つかある.いずれも湯底湧出.湯の脇からも湯煙があがり素晴らしい雰囲気.硫黄泉で白濁している.湯の花もたっぷり.新湯ほか,その他の風呂も負けず劣らず素晴らしい.
熊本地震の影響で道路が不通.地震後の土石流が旅館にまで押し寄せ,休業に.難題と思われるが,再開と再訪を願わずにはいられない.
震災前に訪問しました
震災前に訪問しました。
湯はもう文句なく最高でしょう。濃い硫黄泉で色、香り、肌触りすべてに落ち度はありません。湯加減も絶妙。切り出しの木枠で組んだ味のある湯治風露天で、The温泉に入った満足感が必ず得られます。
部屋はよくあるひなびた当時宿風で、綺麗さにこだわらない自分としては普通に落ち着けました。
料理は楽しいです(笑)。
復活を祈って
震災前は定期的に通う温泉でした
私は混浴は落ち着かないので泥湯は少し入って後は内湯のほうでゆっくりしていました
そのうち湯治で数日ゆっくりとなんて思ってたんですが震災で。。
また入りたいなあ
早く再開を
熊本震災前年に激しい雨降りの中行きましたが、露天風呂も内湯も最高でまったりできました。
食事処の川から流れてくる素材を炉端焼きの炭で焼く料理は最高に美味しかったです
震災の影響が心配
4月の震災、その後の土砂災害、現在休業されていますが、硫黄泉に入りたくなったら毎回ここに入りに来ていました。
すずめの湯、露天風呂、元湯 どの湯も気持ちよく、早くまた入りに行きたいです。
2015/5/05バイクでの訪問です。
ゴールデンウィークのツーリング中に訪れました。名物のすずめの湯以外にも複数の浴場で入浴できるのですが、各浴場が離れているので何度も服を脱いだり着たりするのが面倒だったのと、混雑だけが記憶に残っています。宿泊で再訪して混雑を避けないといけないなぁと思いました。
直ぐ近くにあるキャラメルプディングというプリン屋さんは、色々な種類の美味しいプリンが有るのでお勧めです。
すずめの湯には入りたいのですが・・
看板のすずめの湯には入りたいのですが、勿論それに入るために行くのですが・・
湯船と更衣室の間に数メートルの距離があるのです。しかもバスタオル等は禁。
タオルを当てて見える部分は最小限に急いで湯船に身を沈めたいところですが、脱衣所の入り口に立つと男性陣の視線が!モロ見もいるし、半見もいるし、知らぬふりもいるしで、女性は非常に入りにくい。湯船から上がる時も同様。だから圧倒的に男が多い。
もう少し女性でも入りやすくなるよう考えて頂けないのでしょうか?と思います。
いつもは山口旅館に泊まって、清風荘の温泉を楽しんでいたのですが、一度宿泊してみました。コストパフォーマンスが凄いので。
温泉目当てなので、部屋はいつも一番安い部屋を予約します。なんと4畳半!に2人で泊まりました。これは宿としては後にも先にも初めてでした。4畳半の部屋何て今時まだ宿としてあったのですね。はっきり言ってひどい!湯治じゃないし、湯治でももっと広いし、一応非日常を味わうために宿泊してるのに、この狭さは苦痛でしかありませんでした。
全然ゆったりくつろげない。気持ちが窮屈になってしまい参りました。
料理なんですが、囲炉裏焼きなる串焼きを頼んだのですが、まあこれは私が肉嫌いだから仕方のないことですが、食べれたのはこんにゃくと里芋、ピーマンあったっけ?を味噌付けて食べました。悲しかった。ウズラ?だか何だか鳥の顔が付いたミイラ状態の物とかが、名物みたいで串に刺さって出されてましたわ。
確かに泉質は良いですよ。スズメの湯以外のお風呂も好きですけど、もう2度と泊まりません。
雰囲気は、最高
連日の雨だからか?、泉質が疲れきっていると感じました…次回、訪問する時は、日帰り入浴ではなく、宿泊で利用してみたいです。
無題
宿泊で利用。
ここに来たからにはすずめの湯には絶対に入りましょう。
ぬるめとあついめがあり、自分はぬるめには長く、肩まで浸かり、あつめには短めに、半身浴で繰り返し往復していました。
利用者の話を聞いてみると、あつめの方は日によって温度が変わるらしく、熱い時本当に熱いということを聞いたので注意してください。
いいお湯だ
もう10年ぐらいお世話になっているでしょうか,九州に行けば必ずお世話になります。
国道を左に折れて坂を登れば,写真のような噴気が現れます。車を駐車場に止めて外輪山を見れば,写真のように風力発電の羽が見えます。また元気でやってこられたなとしみじみ思うときです。
お湯はもちろん地場のものをふんだんに使った料理も美味い。4月以外の懐石料理は全てごちそうになったかな。4月は馬肉の料理だそうでこれはまだ食べてません。街の小綺麗なコマシャクレタものより遙かに美味かったフランス料理がメニューが消えてしまったのが残念。クリスマスにご馳走になってカレンダーをもらって帰るのが年末の楽しみだったのになあ!
江戸時代からこの宿を見守ってきたのが敷地内のアシビ(画像5)。あれだけ大きくなるのに,何百年経っているのかな!