アルプスを一望する硫黄露天と至高の癒しを提供するお宿
- 訪問日
- 2004/05/18
- 最終更新日
- 2014/04/22
- 投稿者
- しおり
-
管理人総合評価
4.8
-
ユーザーの評価
(11件)4.3
奥山田温泉 満山荘は2016年1月3日をもって閉鎖となります。詳しい情報は下記となります。
最終宿泊日:2016/1/3(4日朝見送りで終了)
背景:共同源泉を使用していましたが、耐用年数20年の設備が24年稼働しており、老朽化。
加盟する宿の数が減り、大幅な改善も見込めないらしく
温泉の出が悪いという噂は実は設備の問題のようです。
そこに秘湯の会の「おもとや」という宿が後継者がいないため、2015年11月で閉める
という話を聞き、そこに移転を決定。
息子さんが年を取るまで仕事ができるかを考えて、決めたとのことでした。
再開予定は決まり次第秘湯の会のwebに掲載とのことですが、2月頃から少しずつ動か
したいとのこと。
建物は昭和31年のもので、お金があっての移転ではないので、改善するのは大変ですが、少しずつやりたいとおっしゃっていました。
今度の温泉はアルカリのヌルヌル系、ぬるめで基本的に加温となりますが、
源泉槽も男性用にはあるそうです。
露天風呂がないため、造りたいと考えているようですがいつになるかはわからないようです。
移転先:沓掛温泉 旧「おもとや」
電話:当面は転送をかけるとのことでした。
以上が直接満山荘へ確認をした内容となります。

標高1500mの山田牧場にあり、北アルプス連峰の全山が見えるという展望の露天風呂が自慢の満山荘は、湯の花が豊富な人気の温泉宿。
最近には宿の一部をリニューアルした事もあり、より一層格式があがったように思える。
なかなか予約はとれなかったわけだが、ある時当日に電話をしてみたところちょうどキャンセルが出たとの事。
念願の満山荘へ宿泊する事になった私たちは猛スピードで神奈川から長野へ走ったのは言うまでもない。
お宿へ到着。
着いた時点で満足してしまうほど、
外観からしてすばらしい。
かわいらしいライトには「秘湯」という文字が浮き上がり、白熱灯のやさしい光が灯る。

廻りには寛げる椅子がズラリと並び、朝まで酒を飲み過ごしたいような空間だ。
ロビーと言えば良いのか、応接間と言えばよいのか・・・、入ってすぐのところへはかわいらしい番台があり、実際にお会計はその番台で支払う。
廻りには寛げる椅子がズラリと並び、朝まで酒を飲み過ごしたいような空間だ。
13畳ぐらいの広さ トイレ・洗面所付
部屋は思っていた以上のにかわいらしく素敵。
どんな女性でも気に入るのではないだろうか。
畳敷きの一段高くなった部分にベットが並び、その奥へは寛ぎのスペースがある。
-
夜景を楽しみながら会話が弾む -
窓からの夜景
窓の前には夜景を楽しめるよう座り心地のよい椅子が二つ置いてある。
窓の外には小さいながらに輝く町の明かりが見え、とてもキレイだ。
まるで酒好きの私のためにある空間?のように思える。
-
着心地のよい部屋着 -
変なかっこうをしている私はただ踊っているわけではない。
こんな感じの部屋着ですよ、、と訴えているわけだがよろめいてしまった。
よろめいても肌蹴ないこの浴衣はお気に入り。家に持ち帰って部屋着として着たいと思えるほど着心地がよい。
-
広い入り口 -
洗面所 -
照明がキレイなトイレ -
テレビ
-
お茶セット -
ポット -
冷蔵庫 -
部屋着・タオル・はぶらしなど
満山荘の評判の良さには部屋より温泉よりなによりも食事にある。
噂のお食事はどんなものか。
と期待して挑んだが噂通りの食事に大満足。
この数々の食事を家族経営でできるのだからたいしたものだ。
家族経営という事もあり、従業員は少ないため食事を運ぶタイミングは多少遅れたりはするが、そんな事が気にならないおいしさとノンビリと待てる空間がある。
特に最後の方で出された牛ヒレ肉のお吸い物は絶品だった。
山の幸をふんだんに使用し、全て手のこんだ丁寧な料理の数々は二代目である娘さんがこだわって作っているんだとか。
少し長野県 仙仁温泉を思わせるような味に高級感だ。
天ぷらも揚げたてを少しづつ運んできてくださり、最後にはもう食べられない・・というほど満腹になった。
-
食事処 -
食事もお酒もおいし~♪
-
食事処入口 -
食事何処は各場所ごとに暖簾が垂らされ区切られているため、個室に近い。
家具は暖簾なども空間に合わせて揃えてあり、東京にありそうなお洒落なお店みたいだ。
アルプス一万尺 アルプスを望める露天風呂

新しくできた露天風呂。
この露天風呂が本当に気持ちよくて景色も作りもすばらしい。
単純硫黄泉の湯には大量な湯の花が舞い、濁り湯にも見える。
湯はこおばしい香りがし、多少苦味のある味がする。露天風呂は適温、もう少し熱くてもいいかも。。と思う温度。
こちらの露天風呂からはアルプスが一望でき展望は最高。冷たい風も心地よくいつまでも入っていたくなる。
-
女性用内湯も新しくてお洒落 源泉掛け流し PH6.8(中性) -
洗い場
-
もう一つの露天風呂 源泉掛け流し PH6.8(中性) -
内湯
内湯は熱湯とぬる湯の2種類に湯船が分かれており、熱い方は熱すぎて入れないほど熱い。
源泉98度と書かれた表示で入る前から逃げ腰になってしまう。
源泉の湯口は成分で真っ白。
内湯は露天風呂より泉質が良く、湯の花も少ない。
よくあたたまる湯でなんとなくスベスベする感じもする。
シャンプーやリンスもあるが洗髪は空気が寒いため結構きつい。
よく温まった後じゃないと途中であきらめたくなる。
創業者の堀江文四郎さんこだわりのカメラコレクション
-
すばらしいカメラの数々が飾られている -
写真が展示されている部屋もある
-
朝ごはんはバイキング -
窓からの景色も綺麗!
朝ごはんはバイキング。タマゴ、パンなどの洋食も納豆、おひたしなどの和食も一通り揃っている。
種類が豊富にあるため、選ぶのも楽しい。こんな朝ごはんだったら毎日でも食べたいものだ。
≪満山荘の良いところ≫
食事は地のものをふんだんに使用し、味付けもおいしい。湯も極上で建物の雰囲気も抜群。という事で言う事なし。評判どおりのすばらしい旅館だった。
親孝行やご夫婦でも誰を連れてきても喜ばれる旅館だと思う。
≪満山荘の良くなかったところ≫
なし
思い出の旧満山荘。
旧満山荘なので口コミお役に立てませんが、、
ここは温泉もさることながら、素晴らしい景色と、綺麗に洗練されてはいますが観光地化しない絶妙なバランス、素晴らしい料理が秀逸でした。
私は綺麗な和モダンの最近流行の雰囲気は好きではありません。
が、ここはそういうコンセプトでありながらも私を満足させてくれる不思議なお宿でした。
新満山荘に変わられても、温泉の湯以外のDNAは受け継がれているでしょうから、きっと最高ですね。
間違いなくおススメ。
新満山荘に宿泊させていただきました
温泉仲間7人で宿泊させていただきました。旧満山荘は行ったことはなかったのですが、食事の噂は聞いていました。一言で言うと田舎の(失礼しました)旅館のものとは思えないクオリティの高さでした。この食事を頂くだけでも宿泊する価値はあると思います。施設もかなり改修されていて、お部屋も綺麗でした。私の利用させていただいたお宿の中では、旅館大黒屋さんや妙乃湯さんのイメージでしょうか。温泉は露天は微かな硫黄臭もあり良かったと思います。但し正直言って温泉だけでお客を呼べる環境にはないので、今のスタイルにされた経営判断は大正解だと思います。
追記
2017年3月に再び宿泊させていただきました。今回はトイレ付きの部屋ということで、未改修の部屋に宿泊しました。この部屋がとにかく寒い。ストーブはついていても、窓から壁からの冷気が凄まじい。3月末でこれですから、真冬の宿泊は私は無理だと思いました。料理と温泉の評価は前回と同じです。
沓掛温泉満山荘に行って来ました
温泉ですが、男性は22時まで4人入れば満員の内湯のみ、22時以降に女性風呂と変更になります。半露天のお風呂は源泉の38度で晴れの昼間は気持ち良いかもしれませんが冷え込む夜や朝は寒くて実は風邪をひいてしまいました。(冬は厳しいかと・・・)内湯は43度で長い時間浸かるにはやや熱いです。部屋は旧おもと屋さんのままの和室+ソファの部屋と、ゆりかごチェア+ベッドの部屋があるので事前確認をオススメします。主に各8畳程の部屋です。ゆりかごチェアの部屋は雰囲気良かったです。見晴らしは全くダメな部屋でしたが・・・。防音は全くダメです。部屋で共同トイレの水を流した音や2つ隣の部屋のテレビの音も丸聞こえです。料理は最高でした、奥山田時代と変わらず、創作料理も素晴らしかったです。温泉を目当てに行くのであれば隣に広い内湯の共同浴場がありますので、男性はほぼそちらがメインになるでしょう。(他の男性宿泊者も皆さん言っておられました。)奥山田の部屋からのアルプスの絶景、濁り湯、広い部屋、夕食処に野生動物が来る等のお楽しみがなくなったのはやはり残念です。
まんてんの満山荘
閉鎖なのですね。
とても残念。また行きたい宿の一つでした。
2010年に伺いました。
お湯は、好物の白だく硫黄泉。
特別な感じはなくて、柔らかい入りやすい硫黄泉
高湯と似てるかな。
流石だったのは、お湯の温度。抜群にちょうどいいです。
ヌルくもなく、長湯できるお湯でしたー。
食事もよかった。
ハイレベルです。いわゆる旅館の食事ではありません。
まーとにかく、お洒落に工夫して凝っている一品ばかり。
ハイライトは、牛
朝、風呂上がりに宿のロビーから外を眺めていると宿の敷地内を
何頭もの牛が、うんこをまき散らしながら行進しとる(笑)
宿を出て行った牛を追いかけて追いかけて
楽しかったなあー。
コストパフォーマンスのよい、いうことなしの宿でした。
さらば!満山荘
11月末のある日、2年ぶりに訪れた。前日からの雪が薄っすらと積もった夜明け前、絶景が現れた。冬の夜の月明かりに朧に浮かび上がった山々。彼方には街明かりを隠す雲海。凍てつくような光を放つオリオンとすばる。この絶景は最後のご褒美となった。
満山荘が来年1月3日で閉館するという。秘湯を守る会の招待で選んだ今回の宿泊が最後になることは直前に知った。景色、食事、温泉と三拍子そろった稀有な存在であった満山荘がなくなってしまうのは、本当に残念である。別の場所に移っての再開となるようだが、新天地での新たな展開に期待したい。
テラスから眺めるアルプスは
絶景というしか言葉にならない。天候に恵まれてテラスから時を忘れてアルプスを眺めていました。宿に3時くらいに到着してから,昼の,夕日の,夜景(長野市),朝焼けのアルプスを見ていました。これだけ日本アルプスを観える宿はない。まさに「満山」荘だ。「槍ヶ岳に陽が落ちていく」と思わず叫びそうになる。この立地条件で電波状況は抜群,auの4GLTEがスコスコ。株のボードを見ながら絶景を観て,疲れたらお湯にチャッポンなんてことも可能だ!連泊して絵を描きたいと思う。
お湯は柔らかいしいいお湯だ。湯の花がお湯の中で舞っている,天然は素晴らしい。露天風呂から眺める景色もよし。作為を感じさせない。自然に溶け込んだ感じが良い。照明はほとんど間接照明,ユルユルだ。
奥さんの手の込んだ創作手料理が美味い。ちょっと油が多いかな。若者向きかと周りを見渡せば中高年のお客さんがうまそうに食べておられる。ここでプロポーズした人もいる。ここを知っていて訪れた女性の感性に乾杯。そのカップルの幸せを祈る。
信州には何度も訪れたい宿をまた見つけた。
懐古になりますが・・
懐古になりますが、アルプスが望める宿という事で、松川渓谷の紅葉が調度見頃の頃、法師温泉~万座そして満山荘を訪ねたのが13年前。「初めてですか?」と問われたのも、当時この宿の多くは、写真愛好家の方達がほとんどでリピーターが多く、どちらかと言えば名の通り山荘に近かったんじゃないかと思います。
まだ改装されていない部屋の窓には、アルプス撮影のためカメラを構える何人もの姿が、隣屋根の上に現れ驚いたものでした。
すでに改装されていた食事処のテーブルの上には、御主人が墨で達筆に書かれたメニューと共に、奥様手作りのお料理が1品ずつ御主人の手により運ばれ、愛情込めて説明されていました。今は作り手が奥様から娘様に変わられたのかも知れませんが、以外は今も変わってないであろう光景が目に浮かびます.頑張られていた姿は、大分の福元屋の館主ご夫妻を彷彿させ、若い世代に引き継いで行かれる温泉を嬉しく思ったものでした。
「お風呂まで直すお金がなくて・・」と言われていたあの頃の内湯は、現在の古い方の内湯より更に改装前のため簡易的で味気なく、1つある露天風呂(現在の古い方)からは雪のアルプスが遠く遠くに見えていました。
玄関口もとてもオシャレに改装されたんですね。そしてあの部屋までも・・
レポート見せて頂いて、こんな素敵な宿に変貌しているのを見て、当時から頑張られていた御主人様の姿が浮かび、祝!満山荘!と言わせて頂きたいです。私も新しくなった温泉に入ってみたいなあ~ 評価はその当時のものに戻させて頂いてます。
お薦めの宿です
紅葉真っ盛りの先週に連泊してきました。
噂通りの良く手入れが行き届いた素晴らしい宿でした。
風情豊かなお風呂、建物、景色、食事等どれもが
クォリティーが高く創作料理などは特に女性には喜ばれましょう。
味覚音痴な私には少々豚に小判の様相で残念。
今年初めに先代の奥さんが亡くなられ、ご主人も施設に
入られているそうでお目にかかれず残念でした。
予約は3ヶ月前から
どうしても行きたくて行きたくてでも空いてなくて、仕方がないので仕事を休むことにした。休んで良かった。また休んででも必ず行こう。そう思える宿だ。
チェックインは14時から。宿を満喫したくて14時ぴったりにチェックインした。まずエントランスが素晴らしい。タイプの異なる椅子ばかりでどこに座るか選ぶことが既に楽しい。ひと通り説明を受け部屋に案内されると早速館内探索。他に客がいなかったため他の部屋も自由に見てOKとのことで折角なので全ての部屋を拝見。どの部屋も素晴らしく、早くも次回のイメージを頭に浮かべる。
風呂は2種類でどちらも趣が異なり素晴らしい。特に新しい檜風呂は絶景でおしゃれでかなり良い。ちなみに正確な時間帯は覚えていないが夜から朝にかけてが男性用だった。
さて評判の食事だが、想像を遥かに上回る感動のラインナップで、目でも楽しめるし抜群に美味しい。一品一品説明してくれるのも嬉しい。個人的には夕食はもちろんだが朝食もかなりお気に入りだ。
評判通り、いやそれ以上でいくら文字を並べても表現しきれない感動をもたらしてくれた。チェックアウト後、宿を出た瞬間から妻は帰りたくないと連発していた。年代問わず多くの人に愛される宿だろう。
5年越し
このサイトを見てずーと行きたかった温泉宿のひとつ。
東京からバスで長野に向かい、長野からレンタカーを借りて宿へ向かったのですが
それほど遠さを感じなった。
14時にチェックインして早速の新しい方の露天風呂にちゃぽん。
青空と山々の緑に癒やされながら最高のお湯に。まだ早い時間だったので貸し切り状態で楽しめました。
ご飯も評判通り大変美味しく大感激。
味はもちろん、バランスもよく量もちょうどよく最後までおいしく頂けました。
生憎、チェックインした日は遠くが雲に覆われ北アルプスを拝むことができなったけど、
夜は、遠くに長野市の明かりがあっても星が綺麗に見えました。
そして、朝早く起きたら雲の上から北アルプスも見えて最高の旅でした!!
またお邪魔したいと思います。