職人が料理する!津軽海峡の新鮮な魚介が楽しめるオーシャンビューの湯宿
- 訪問日
- 2015/12/14
- 最終更新日
- 2016/11/05
- 投稿者
- しおり
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管理人総合評価
3.4
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ユーザーの評価
(1件)3.1

平成5年にオープンした比較的新しい旅館です。
海の目の前にあり、お洒落な魚介料理を食べる事ができるそうで楽しみに予約を入れました。
旅館へ向かっている途中、約200mほど旅館から離れた場所に「漁火館2号井戸」という看板が付いた小さな小屋を発見。
海の方をのぞいてみるとなんと源泉がドカドカと川のようになって捨てられているではないですか。
あとで聞いた話ですがこの源泉は新しく掘ったそうなのですが使っていないそうです。
もったいない・・・・・・。
旅館前には広い駐車場があります。
館内は木がふんだんに使われていました。
漁火館の社長さんは福島県の方で木と石が大好きな方なのだそうです。
カウンターまで1枚板を使ったりしてお金がかかってそうですね。
そうそう、ちなみにお出迎えも荷物持ちも何一つありませんでした。
靴も脱いだ時のままずーっと置かれていて他の御客さんは自分で靴箱へ入れていたので後で気が付いた時に私達のも靴箱へ自分で入れました。
日帰り入浴を夜遅くまで受け付けている事もあり遅い時間までバタバタと人が出入りしていました。
階段には海ならではのガラス浮き球がインテリアとして飾られています。
1歳の息子がいたのでツインの部屋が安いようだったのですが和室を予約しました。
しかしその部屋は3階、階段がしんどかった。。
お風呂に行くにもご飯を食べに行くにも息子を抱っこしてこの階段の上り下りをしなければならなかったので結構しんどさを感じました。
部屋までは案内をしてもらいましたが、案内をしてくれた人がと~~っても不愛想。
笑顔が一つもなくなんだか最初から気持ちが下がってしまいました⤵
1泊2食付1人19,590円 幼児布団代2,160円 10畳+2畳の広縁 洗面、トイレ付(ウォシュレット付)

部屋はそこそこ広く、もちろんオーシャンビューです。
掃除も行き届いており綺麗に保たれていました。
部屋の温度は西日が入ってくる事により夕方は暑いぐらい、夜はちょうどいい暖かさでした。
アメニティについては残念ながらかなり少なめです。
お湯がなかったのは結構困りました。(息子のミルクを作るのにお願いしてもらいましたが、、)
この場所で外の景色を見ながら一杯!という感じで楽しもうと思ったのですが、座り心地があまり良くなくてアッという間に終了、寝る事にしました。
せっかくの景色なのにもったいない作りですね~。
私だったら絶対座り心地のいい椅子に小さなテーブルを置いて海を見ながら楽しめる空間にするのに!と思ってしまいます。
さらになんとなく部屋が落ち着かなかったです。なぜでしょう、、。
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洗面 トイレ(ウォシュレット付) -
冷たいお茶が入っています -
クローゼット -
浴衣 タオル大 靴下
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水と灰皿 -
テレビ -
ゴミ箱 ティッシュ -
タオル小 歯ブラシセット
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アルコール消毒剤ハンドジェル 消臭剤
津軽海峡の潮風を感じながら入る露天風呂

色んな事に気を取り直して!(^^)! 評判のいいお風呂へ行くことにしました。
露天風呂は茶色がかった濁り湯で鉄の香りがします。
温度は43度とちょっと熱めですが、涼しい潮風で気持ちがよかったです。
味はやはり海沿いの温泉ですね。塩分が強く(とは言っても海水ほどではないです)他に鉄分、ダシ、と苦みを感じました。
かなり刺激の強い湯なので朝さっぱりしたい時なんかは向いていそうです。
湯上がりはポカポカ、汗が吹き出しとまりません。
浴感はキシキシとしました。
しかしとっても残念なのは露天風呂に入ると海が見えない事。
そして立ち上がると駐車場から丸見えです(^^;)気を付けましょう。
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源泉湯口 -
濁りぐあいはこんな感じ
源泉投入口での湯の温度は52.5度でした。
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内湯(男性用)pH6.4(中性)源泉かけ流し 源泉温度47.8度 浴槽温度48.1度 -
源泉湯口 52.6度
内湯は女湯の方は露天風呂と同じぐらいの温度だったのですが、男湯の方はとても入れる温度ではなかったようで、入った途端「いたたた!」となりすぐにあがって温度を測ってみたら48度もあった!と言っていました。
もう少し温度管理をしてほしいものです。

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洗い場 -
脱衣所は夕食にでる魚介の写真が
たしか女性用の方はなかったような気がするのですが、男性用の方は脱衣所の壁に夕食にでる魚介類の写真が並んでいたようです。変わっていますね。
自家栽培の野菜に質の高い魚介類 感動の夕食!
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蛸サラダ -
帆立漁火館風貝鍋 -
醤油いくらとウニ
正直、、、あまり他の部分が良くなかったので食事は評判がいいとは聞いていましたが期待していませんでした。
なのでとってもビックリです。
素材も質もよくそれをキチンと活かした料理が出てきました。
味付けは濃くも薄くもなくちょうどいいです。
右写真のウニといくらは、別々の容器で出されたのですが「ご飯にのせて食べたいのでご飯を先にください」と言い2食丼にして食べました。醤油を垂らして食べるのが絶品なんです。
このウニはムラサキウニだと思いますが、保存料を一切使っていないのだそうで苦みがなく素直な味で甘味があってとってもおいしいウニでした。
2色丼は宿の方からは教えてくれないので自分でご飯を!とオーダーしないといけません。
食べたい方はぜひ忘れずに。

これがまたほんと~~~に美味しい!
ペロリと夢中で食べてしまいました。
凝っているわけではないのですが素材の旨みと醤油の風味がたまらない味付けでした。
これについては味は濃いめかな。
酒のつまみにピッタリです。
書いていてまた食べたくなってきました(笑)

お刺身も新鮮でした。特にいえば生マグロと鮑が美味しかったです。
煮付けのババカレイもフワッとしていて普通の煮付けとは違うように思いました。
美味しいものばかりでお酒も進むし楽しいし、大満足の夕食でした。
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お造り -
蟹豆腐 酢の物 -
ババカレイの煮付け
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ミンク鯨刺 -
ムラサキウニ -
欣喜の唐揚げ
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渡り蟹の鉄砲汁 -
食事処がまた雰囲気が抜群で最高の空間です。
大きな窓からは海が一望でき、ウッディな暖かい家具が居心地がいいです。
客層は家族連れは少なく、カップルか夫婦か2人で来ている人が多かったです。
恐らくツインの部屋が多いからだとは思いますがなんだか皆さんムード満点でいい感じでした。
そんなところへ息子くんの「うにゃ~」やら「あぅ~」やらの遠吠え。
ご迷惑おかけしましたm(__)m
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浴衣はこんな感じ -
海なので寂しいですが夜景です
ミルクを作る為にお湯をお願いしたり、浴衣に水をこぼしてしまったので交換をお願いしたりしましたが一人の男性スタッフの方はまるで立派なホテルの接客のようでとてもしっかりした対応をしてくれました。
他の人との接客の差がかなり大きいとは思いましたが、この方がいてとても気持ちがやわらぎました。
朝ご飯はイカそうめん

朝ご飯は夕食と違いイカそうめんがメインであまり凝ったようなものはありませんでした。
ホッケの煮付けはちょっとパサパサ感がありましたがそれは美味しかったです。
大量なイカそうめん。
美味しかったのですがちょっと全体的に量が少なくてなんとなく物足りませんでした。

食事処からの景色には息子くんも夢中でジーッと海を見つめていました。
《漁火館の良かったところ》
①やっぱり評判通り食事が最高に美味しかったです。
夕食の時間は美味しいし楽しいしで良い時間を過ごす事ができました。
また食事処からの景色も絶景でロマンチックでした。
②24時頃までフロントに常に人がいるのは安心感がありました。
③部屋の温度が快適でした。
《漁火館の良くなかったところ》
①日帰りが遅くまでやっていて夜もバタバタしています。
宿泊者がゆっくり入れる時間が少なすぎると思います。
②対応のばらつきが激しいです。
一人の男性の方の接客はとても丁寧でしたが、部屋へ案内してくれた人や
帰る時にいた受付のおばちゃん、食事処の女の人も愛想がなくこんなに高い
金額を出して宿泊しているのにこの対応かい!と残念に思ったものです。
③アメニティの少なさと布団の薄さもこれで2万円かぁと思いました。
④部屋が3階だったので息子くんを抱っこしての階段の上り下りが大変でした。
食事処もお風呂もみんな1階だったので頻繁に上り下りが発生。
しんどかった。。。
⑤お風呂の温度管理がずさんすぎます。内湯の温度48度はひどいと思いました。
《まとめ》
料理はすばらしいし温泉の質もいいかとは思いますが、とにかく高い!
コスパは悪いと思います。
また接客についても偏りが大きくとても気持ちのいい接客をされる方と
気分が悪いほど不愛想な方と別れます。
1万円で宿泊できるのであれば食事が本当に素晴らしいのでまた宿泊したいと
思うのですが、、、2万円でのリピートはないかな。。。というお宿でした。
朝の大盛イカそうめん
朝食の大盛イカそうめんが印象的な漁火館、レポート見せて頂きとても懐かしかったです。
この温泉は12年前銀婚湯へ行く前日に宿泊した旅館で、私達はいつも一番安い部屋、当時ツインルームが12000円位だったのでそこにしました。その部屋の狭さに驚いた事、通るだけのスペースしかなく部屋では全くくつろげなかった事、以来洋室はトラウマで、できる限りどの宿に泊まるにしても和室を希望しています。大体和室の方が安いんだけどな。
旅館の前が海で、夕陽を右斜め遠くに見ながらとても小さな露天風呂に入りました。
あの頃は海の見える温泉が憧れだったので、しかもリーズナブルだったのでここを選んだと思います。
料理の印象としては、私は朝食のイカそうめん、朝からこんなに山盛りのイカを食べるの!?ってびっくりしたのを覚えています。この頃ふと、あの海を臨むカウンターで食べたイカそうめん、いつかまた食べたいなあと思っていたところのレポだったのでなんだか嬉しかったです。
暖かい季節なら海遊びもできるし、函館まで新幹線でも行けるようになったら(来年3月開業)もっと便利に利用できるようにもなりますね。夜は勿論函館の夜景を見に行きました。近くからバスが出ているので、お酒飲まれても大丈夫ですよ。
残念ながら、すぐ近くにあった激熱で有名な共同温泉の日の出湯は、廃業になってしまったようですね・・